5月4日(水)から27日(金)まで新宿御苑前のKiboKo にてenricaスカーフ展が開催されます。
22ss collectionの沖縄の土、パイナップル炭を使ったムラ染めはもちろん、ボタニカル・ダイの色鮮やかなスカーフを手に取ってお試しいただけます。
素材は、綿シルクと麻の二種類、これからの季節に気持ちよく身に着けていただけます。肌に優しく、お顔回りを華やかに彩ってくれるスカーフたちを楽しんでください。
<enricaの自然に寄り添う色>
植物染料は見た目には1色であっても、実は多くの色素(約200種類)が混ざっています。たとえば「赤」は黄色、緑、青、ベージュ……などの色が総合して「赤」に見えています。
さらに粒子の大きさの違いから光の屈折率も化学染料と異なるため、自然の染料にしか出すことができない風合が生まれます。その繊細な違いを人の目は見分けることができます。
enricaではコレクションごとに植物の花、葉、茎、樹皮、果皮、または鉱物などから染料を抽出し染色しています。
昔から続く媒染剤を用いた草木染め、沖縄の土や廃棄パイナップルの炭を用いた顔料染め、また新しい色の固定方法(海藻由来タンパク)による植物染め(=ボタニカルダイ)など、それぞれの染色方法を素材や形や季節に合わせ、自然の色を身近に感じられるよう使い分けています。
↑沖縄県今帰仁村の川のそばで採取した赤土
<enricaの肌に寄り添う素材>
enricaの服は「肌で感じること」をテーマにその気持ち良さを追求し、今の形に行き着きました。
人の肌は取り巻く湿度や温度、素材などの直に触れるものを敏感に感じとります。服を着用した時の心地良さ、肌触り、肌馴染みが心地良いと感じることはとても大事なことだと思います。古くから伝わる自然素材には、人の肌に寄り添う親和性の高さや追求された先人たちの知恵が感じられます。
enricaのストールは、上質な自然素材を使用しています。シルクにゆかりの深い福井県産のシルク素材、シャリ感も柔らかさも兼ね備えた近江産のリネン素材を基布に、シルクスカーフの生産地である神奈川にて製作され、それぞれの染色加工が施されています。伝統とその土地の風土に育まれ形を変えてきた今に伝わる技術、日本の職人たちのきめ細かい丁寧な技で生産されています。
↑福井県、絹の縦糸を結び織りの準備中
KiboKo(キボコ)はギャラリーと野菜料理のワインバル。オーナーの沼波奈緒子さんによるお料理とワインは体に優しくおいしいと評判です。
スカーフをご覧いただくのみでも大丈夫だそうですので、是非お立ち寄りください。
ご来店の際は前日までにご予約くださいませ。03-6380-1709
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期間 : 2022年5月4日(水)〜2022年5月28日(土)
会場:KiboKo Organic gallery & wine
営業時間:水曜日、木曜日、金曜日 18:00~22:00
土曜日 13:00~21:00
新宿区新宿2-5-8 志村ビル4階
03-6380-1709
May 4, 22 | event