22ss collection’s color is inspired by nature of Okinawa.
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22ssは沖縄の自然の中で印象に残った色を「ボタニカル・ダイ」で表現してみました。
木々のグリーン:LEAF-GREEN 桑の葉
朝の澄み渡った空のブルー:PANSY-BLEU パンジー
鮮やかなブーゲンビリアのピンク:ROSE-PINK バラ
曇り空のグレー:SESAME-GREY ゴマ
やんばるの森の青みがかった夜のブラック:LOGWOOD-BLACK ログウッド
ボタニカル・ダイは、日本で生まれた染色方法。古くからの草木染めをベースにした現代技術です。
植物染料の色は見た目には1色であっても、実は200色ほどの色素が混じっています。たとえば化学染料の「赤」は赤で一色ですが、植物染料の「赤」は黄色、緑、青、ベージュ‥‥など多彩な色が総合して「赤」に見えています。
粒子の大きさの違いから光の屈折率も化学染料と異なるため、自然の染料にしか出すことができない風合が生まれます。
enricaではコレクションごとに植物染料で染められたアイテムがあり、植物の花、葉、茎、樹皮、果皮、または鉱物などから抽出した染料で染色しています。
昔から続いている草木染めで用いる媒染剤を使ったくすみのある色と、それを使わず染める新しい植物染めの技術(=ボタニカル・ダイ)による透明感のある色を素材や形や季節に合わせて使い分けています。
また黒やブルーなど、色が変わったり色移りするような場合は、ほんの少しだけ化学の力を借りて補強しています。
いにしえから伝わる草木染めにボタニカル・ダイという新しい技術を融合することで、より美しく自然に寄り添う色、風合へ高めています。
Feb 16, 22 | MATERIAL