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二十四節気 冬

日本では四季以外にも季節を表す言葉がいくつか存在します。
そのひとつが二十四節気。
太陽の黄道上の動きを24等分した暦。日本では6世紀頃から使われてきたようです。

Instagram、Facebookで綴っています二十四節気、好評いただき季節ごとのアーカイブをお届けします。

二十四節気 大寒

二十四節気の最後、24番目は「大寒」です。その名が表しているように、一年でもっとも寒い時季が「だいかん」です。

手強い寒さも、工夫ひとつでより快適に過ごすことができます。人は同じ気温でも、湿度が高い方をより暖かく感じるそうです。だからこそ、寒い時季にはカシミヤの出番です。
カシミヤは、保温力やなめらかな肌触りで知られていますが、天然のキューティクル構造によって湿度をコントロールする特長もあり、乾燥から肌を守ってくれます。

大寒を少しでも暖かく過ごし、やがて来る春の訪れに思いを馳せましょう。
大寒が過ぎれば、春の暦です。

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二十四節気、23番目は「小寒」です。「しょうかん」と読みます。

寒いが小さいと書くので、寒さが和らぐ時季かと思うかもしれませんが、実はその逆で、寒さが厳しくなり始める頃のこと。小寒から節分までを「寒」と呼び、小寒のことは「寒の入り」とも言われます。
寒中見舞いは、小寒から出し始めます。寒さがつのるこの時季に、暖かい気持ちを添えて、筆をしたためてみてはいかがでしょう。

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二十四節気、22番目は「冬至」

冬至は、日の出から日の入りまでの時間が一年で最も短い日のこと。
この日を境に日照時間が徐々に長くなっていきますが、寒さはむしろこれからが本番。江戸の頃から、冬至の日には柚子湯に入って、体を清め、邪気を払う習慣がありました。柚子湯には血行を促して冷え性を緩和したり、果皮に含まれるビタミンCやクエン酸が肌をケアし、漂う芳香は癒しの効果もあると言われています。江戸時代の知恵は現代にも通じることを実感します。

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二十四節気、21番目は「大雪」です。

たいせつ、と読みます。
雪が降り積もる時季のことで、日本海側では雪が降り、太平洋側は空っ風が吹くといわれていて、日ごとに寒さが募ります。これからの季節は、保温性が高く、吸湿、通気もしてくれるシルク素材の服にニットの重ね着がおすすめです。

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二十四節気、20番目は「小雪」です。

こゆき、ではなく、しょうせつ、と読みます。
冬の始め、わずかに雪が降る頃という意味ですが、本格的な寒さはまだ少し先。enricaのアトリエがある東京も、さすがに雪が降ることはありませんが、冬の気配があちこちで漂い始めています。朝晩は冷え込むので、体調管理に気をつけてください。

PHOTO : SHINYA ARIMOTO

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二十四節気、19番目は「立冬」です。

「冬が立つ」という言葉のとおり、冬の兆しが見え始める時季のこと。暦の上ではこの日から2月初旬の立春の前日までが冬になります。ニットの柔らかさや暖かさが嬉しくなる季節がやって来ます。

Jan 20, 22 | etc